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「岡野バルブ製造株式会社」がコザに進出!その理由とは〜今後の100年を作る新規事業を追い求めて〜

岡野バルブ製造株式会社(以下岡野バルブ)は、日本のものづくり業界では知らない人はいない大企業です。

そんな岡野バルブが新規事業を設立するため、コザにDX拠点を作ることに。なんで?
この記事では、岡野バルブが新規事業に込める想いやコザを選んだ理由に迫ります!

 

ものづくりの巨人が、新規事業に期待すること

岡野バルブは、1962年に創業し、発電所向け高温高圧バルブの国産化成功を皮切りに、世界的ニッチを追うものづくりビジネスのトップの道を歩んできました。

しかし、近年では情報技術の発展、 モノからコトへのシフトなど、ものづくり企業もこれら時代の変化に適応しなければ生き残れない、厳しい状況になっています。

この状況に対応し、ビジネスとして生き残るには、新たな取組が必要不可欠です。そこで、今年度から新たな社外取締役を2人置き、新規事業開発に向けて動き出しました。

常盤木龍治氏(DX)

パラレルキャリアエバンジェリスト/プロダクトデザイナー/軍師

これまで数々の No.1シェアIT製品の戦略/企画/開発/営業とコミュニティ形成に携わる。現在はEBILAB、クアンド、パーソルグループなどでパラレルキャリアを実践。次代のプロダクトオーナー/コミュニティリーダー育成、チーム組成、自走型組織への変革支援を得意とする。

 

菊池勇太氏(Creative) プロデューサー/マーケッター

環境分野の算定(LCA)からマーケティングリサーチ会社に勤務。主に大手メーカーの商品開発や新規事業の立ち上げに携わる。その後2018年に北九州の門司港でポルトを設立。ゲストハウスや飲食店などを手掛け、北九州を中心に企業の新規事業の企画・プロデュース、ブランディングを行っている。

約1世紀ものづくり企業として培ったテクノロジー技術にクリエイティブとDXを掛け合わせて、主力事業であるバルブ製造やメンテナンス事業はもちろん、この先1世紀の未来を担う新規事業を推進していくために挑戦を続ける。

岡野バルブは、「テクノロジー技術にクリエイティブとDXを掛け合わせ」新たなものづくりの事業を作ろうとしています。しかし、なぜコザだったのでしょうか?

 

なぜコザを選んだのか?

まずは沖縄市に拠点を置く前に、岡野代表や役員で、コザを視察したところから始まりました。

そこでDX社外取締役である、常盤木氏にコザを案内してもらった際、コザの熱量に魅せられたそうです。常盤木氏はこれまで800人以上の社長をコザに案内し、MicrosoftやSAPの誘致なども行ってきた、コザのエバンジェリストでもあり、その引きの強さは並のものではありません。その常盤木氏が岡野バルブの社外取締役に就任したことで、コザへの縁が繋がりました。

 

「コザには挑戦することを応援する文化がある。失敗することを恐れない人が集まり、誰もがフラットな関係を築いている。コザにいる人々はハングリー精神があり、相互干渉しすぎないから、スタートアップに向いている」と常盤木氏は言います。

 

かつてシャッター商店街と呼ばれたコザに、起業家が溢れ、盛り上がっている様子に感動した岡野氏は、新規事業の拠点をコザに置くことを決意しました。

 

「コザは挑戦者の街であり、新しいことをやりたい人が集まっている。このような環境の中で、新規事業を成功させたい。コザと北九州には親和性があり、商店街が盛り上がっていく様子に、地方再生の未来、可能性を感じた。将来は北九州市と沖縄市を姉妹都市にしたい」と抱負を語ってくれました。

 

市長表敬

10月8日に市長表敬を実施。

桑江市長からは、「北九州の大企業が沖縄市に関心を持っていただけてありがたい。沖縄市に新たな雇用が生まれることを期待している。」という歓迎の言葉が送られました。

社員も新たなスキル習得で、新たな出発

岡野バルブがまず拠点を構えたのは、Lagoon 2階のシェアオフィス「MicrosoftBase」。

 

新規事業を担うため、なんと3名の社員がいきなり沖縄市に移住。佐藤氏と一廣氏はLagoonのプログラミングスクールでプログラミング学習も始め、早速沖縄生活を楽しんでいる様子です。

来年度にはコザ商店街の2階空き店舗にものづくりDX事業集積基地を開設予定。スタッフも10名程度に増やす予定だそうです。

「今後の100年を作る新規事業」を追い求めて

岡野バルブは、「今後の100年を作る新規事業を作っていきたい」といいます。

「特にインターネットとものづくりを融合した新スタイル”IoM事業”に注力しています。IoM事業部長の佐藤さんを中心に事業展開をし、業界の最新情報が集まるプラットフォームを作成予定です。

 

「ものづくりに携わる方達がデジタルの力を活用し、情報をアップデートできることで、さらに日本のものづくり業界を盛り上げていきたい」と語ってくれました。

 

未来型ものづくり企業へのシフトを加速化させている岡野バルブ。

今後コザで行う新たな取り組みに期待が高まります!

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