トピックス・イベント情報

TOPICS

沖縄スタートアップゆんたく「『ソトリスト』運営 株式会社URAKATA 山田慎也氏」

5月某日、沖縄市のStartup Lab Lagoonにて「スタートアップゆんたく~沖縄で始める喜怒哀楽~」というイベントが開催された。

 

登壇者は以下の3人

・運転代行マッチングサービス「AIRCLE(エアクル)」を運営する、株式会社Alpaca.Labの棚原生磨さん
・キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」を運営する、株式会社URAKATAの山田慎也さん
・日本に住む外国人宅でのまちなか留学体験「HelloWorld」を運営する、HelloWorld株式会社の野中光さん

 

全3回のシリーズでお届けする今回イベントレポート。
第2弾は、キャンプ用品シェアリングサービス「ソトリスト」のシード期から現在に至るまでの歩みを紹介する。

 

第1弾「『AIRCLE』運営 株式会社Alpaca.Lab棚原生磨氏 イベントレポート」(リンク)

第3弾「『HelloWorld』運営 HelloWorld株式会社野中光氏 イベントレポート」(リンク)

 

 

 

【プロダクトが社会に与える価値】

ソトリストは国内でも数社しかないキャンプ用品のシェアリングサービスで、登録アイテム数は日本一です。清掃不要で手軽に道具をレンタルでき、またレンタルオーナーとして道具を預けて貸すことで収益を得ることもできます。

近年、キャンプをライトに楽しむユーザーも増えましたが、「キャンプ道具の購入で費用がかさむ」「使用後の道具の管理保管」が課題としてありました。
そこで、気軽にキャンプを楽しんでもらえる環境と、道具を手放さずに活用できる新しいシステムを構築しました。キャンプ場のオンライン予約も担っています。

 

 

【立ち上げと会社を成長させるプロセス】

ー立ち上げのきっかけは?

「やりたいことで社会貢献をする」を掲げて創業しました。
シェアリングサービスをしたかったというよりかは、このコンセプトを実現するために色々考えて結果、現在の事業に至るという感じです。

社会課題に直結したサービスだけが、社会課題解決のために必要ではなくて、
プライベートな幸福度に間接的に繋げられたら、結果的に社会貢献できると考えています。

 

ー創業メンバーとの出会いと会社設立のプロセス

創業メンバーは私を含めて2人です。というか、最近まで2人でした。
コアメンバーのもう一人は、まだ会社に所属していたのですが、そこを口説く形で。
考えてもみたら彼にも家族があって、ややもすればキャリアダウンになる可能性があったのに、少し日を置いて、一緒にやりましょうと言ってくれました。

 

共に事業を行うメンバーに対しては、責任をシェアできるかが重要だと考えています。
それぞれがプランを持ち寄る中で、互いの案に賛同したわけだから、共に責任を背負い後悔はしないことです。

 

あと、こういう(Startup Lab Lagoonのような)場所があるのとないのって全然違ってきますよね。
フレキシブルに喋っていく中での繋がりで、(いろいろな案件やマッチングが)成立するかもしれないですし。

 

ー会社の成長について

今年の4月には富士山を眺める山梨県・河口湖にも3店舗目をオープンさせました。

ただ、データドリブンな今の世の中で、アウトドア業界って参考になるデータが無くて。
それを作っていかないといけない立場なんだって早々に気付いた時に、最も市場の大きい富士山近くの河口湖に店舗を出そうと。今、大きいマーケットの中で事業の証明をしている最中です。

 

現在も、マーケティングの試行錯誤中という手応えです。

デジタル領域の人は忘れがちなんですけど、テレビ・新聞のマスメディア広告の効果もすごくて。
2か月で何百アイテムという持ち込みがありました。オンラインサービスなのに電話が鳴りやまなくて(笑)
認知度が欲しい時期なのでマスにとか、一方でクローズな媒体にも広告を出したりして。広告のデータ検証は常に行っています。

 

 

【オーディエンスからの質疑応答】

ーサービスを模倣されて追い抜かれるという不安は無いか

実はもう競合が出てるんですよね。でもユーザーからすると選択できる方が良いですよね。
AがあってBがあるからダメ、にはならないと思うんです。
自分たちのカラーを出していくのは永遠のテーマ。サービスを知ってくれたユーザーに対して淡々とプロダクトを磨き続ける。結局、愚直にやるしかないと思っています。

 

ーこれから起業する人に向けて

挑戦するなら絶対に早い方が良いです。
30代半ばでピッチイベントに立った時、自分よりも若い人たちがたくさんいた。
もっと若い時に起業していたら、残された時間も多いだろうし失敗できる数も違う。

起業って子育てみたいなもので、いま色々とやってあげても、思ったところとは違う方に化けるかもしれない。どの方向に行くか分からないから面白いです。
動き出さなかった方が、絶大なる失敗につながるので、皆さん本当に行動してください!

記事をシェアする

アーカイブ

タグ