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おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム 第2回経済資本部会を実施しました
おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム 経済資本部会の第2回が1月25日(木)午後、Startup Lab Lagoon NAHAで行われ、約35名が参加しました。
第一部
第一部では、昨年11月に発表された【発展戦略】についての解説がなされ、(発展戦略のダウンロードはこちらから) 部会活動とスケジュールの振り返りが行われました。
参加者からは、「コンソーシアムの知見を持つ方の講演は学びになるので継続してほしい」「単純なファイナンシャル支援だけでなく、今後はビジネスマッチングの面でもサポートしていきたい」など、意見や目標が挙がりました。
第二部
第二部では、政策統括官(沖縄政策担当)付産業振興担当参事官室の髙村昇平氏を講師に迎え、「沖縄振興の観点から見たスタートアップ向け地域VCの意義」と題した勉強講演会が行われました。
髙村氏は、沖縄は県民所得の向上が大きな課題である指摘し、その要因として①ビジネス規模が小さい(県内事業者を相手にした事業者が多い)、②生産性が低い(低賃金であるゆえに成り立っている)、③新陳代謝が悪い(県内市場における新たなプレイヤーが少ない)の3点を挙げました。
一方で沖縄の強みである 独自性、OISTの存在、全国1位の開業率に触れ、「沖縄の強みを活かしつつ、県外マーケットへ積極的に進出する高付加価値・高収益型の企業創出が必要だ」と話しました。
沖縄はスタートアップ数自体は全国的に多いものの、シリーズA以降の資金調達が他地域と比較して不足しており、県内民間企業が出資を行う事例はほとんどありません。それゆえ、このままでは、支援した企業が成長しても、県経済にお金が落ちない可能性があるといいます。
髙村氏は、「県内企業が一丸となってスタートアップへ出資するスキームを構築し、シリーズA以降の出資機能を保有するとともに、スタートアップ支援と県経済の発展とが結びつくような体制づくりが必要不可欠である」話し、地域VCの意義について説明しました。
第三部
第三部では、加盟企業によるLT (ライトニングトーク)が行われ、昨年の振り返りや今年の豊富、新規事業への取り組みについてそれぞれプレゼンテーションを行いました。
沖縄セルラー様、大同火災様、琉球銀行様に発表いただきました。ありがとうございました。
部会後は懇親会も行われ、参加者らは交流と知見交換を行いました。
経済資本部会は、資金調達の多様化やオープンイノベーションの促進に向けた環境作りを目的に活動を実施しています。
今後もおきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアムは、沖縄スタートアップの発展に向けてさまざまな支援を進めて参ります。
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