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琉球STARTUP RUNWAY発足!-地方起業家の情報格差をなくし、ユニコーン企業輩出へ!
フォーシーズ株式会社は、国内外のスタートアップ企業に対して出資や成長支援を行う株式会社サムライインキュベートの協力のもと、沖縄エリアにおける起業家の情報格差を解消し、地方からユニコーン企業の輩出を目指すプロジェクト「琉球 STARTUP RUNWAY」を立ち上げました。
Lagoon NAHAで開催された「琉球STARTUP RUNWAY」のお披露目式
このプロジェクトは、9月18日(水)にLagoon NAHAで開催された「J-Startup OKINAWA」選定企業の発表式典にて、正式に発足しました。
目次
発足の背景
沖縄は開業率が高く、さらに海外との密接な地理的利点を持つことから、スタートアップのポテンシャルが非常に高いとされています。
しかし、その一方で、スタートアップ企業がシードやアーリーステージを超えて成長フェーズに進むまでには、多くの課題に直面しているのが現状です。
沖縄スタートアップの現状と課題について話すフォーシーズ株式会社の豊里 健一郎氏
現在、県内の多くのスタートアップは県外資本に依存していますが、さらなる成長を実現するためには、地域特有の強みを活かした支援体制の強化が不可欠です。沖縄からユニコーン企業を生み出すためには、地域における情報格差を解消し、シード・アーリーステージを超えるために必要な資金調達に関する包括的な情報提供の仕組みが求められています。
そして、こうした課題を解決するために発足したのが、「琉球 STARTUP RUNWAY」です。
※1)中小企業庁「2023年版中小企業白書」より
※2)スピーダ スタートアップ情報リサーチ,「2024年上半期Japan Startup Finance -スタートアップ資金調達動向-」より
参考記事:地方起業家の情報格差をなくし、地方からユニコーン企業輩出を目指す「琉球STARTUP RUNWAY」を9月18日(水)よりスタート
役割と具体的な施策
「琉球 STARTUP RUNWAY」の目的は、「地方からユニコーンを生み出す」というビジョンのもと、VC(ベンチャーキャピタル)や金融機関との距離を縮め、地方起業家の情報格差を解消することにあります。
主に以下の3点に注力しています。
①地方起業家とVC・金融機関との距離感を縮める
VCや金融機関へのアクセスハードルを下げることで、スタートアップ支援体制を強化します。
②地方起業家の情報格差をなくす
地方の起業家がVCや金融機関への理解を深めるとともに、資金調達の相談や事業のブラッシュアップを行う機会を提供します。
③地方内外におけるVC・金融機関のネットワーク形成
地方内外で民間ネットワークを形成し、ナレッジ共有や協調出資を実現することで、エコシステムをさらに強化します。
今後、沖縄や東アジアのVC・金融機関の統一ホームページの作成や、参加するVC・金融機関向けのコミュニケーショングループの構築、さらには「琉球 STARTUP PITCH」といった琉球経済圏のスタートアップを対象としたイベントの開催が予定されています。
これらの取り組みによって、事業に関わる情報を集約し、起業家が「早く」「簡単に」「質の高い」情報を得られるプラットフォームの構築を目指しています。
また、起業家だけでなく、VCや地方銀行も集まり、ナレッジ共有や協調出資が促進されることで、VCにもメリットを提供できるエコシステムを形成していく考えです。
「琉球STARTUP RUNWAY」は、2020年9月に開始した「中四国STARTUP RUNWAY( https://startup-runway.com/)」、2022年5月に開始した「中部STARTUP RUNWAY( https://chubu-startup-runway.com/ )」、および2024年4月に開始した「東北STARTUP RUNWAY( https://tohoku-startup-runway.com/ )」に続く取り組みとなります。
支援機関
琉球STARTUP RUNWAYには、多くの支援企業・機関が参画しています。
五十音順で以下に記載します。
◼︎参画する企業・団体(五十音順)
株式会社沖縄海邦銀行
株式会社沖縄銀行
一般社団法人沖縄スタートアップ支援協会
沖縄セルラー電話株式会社
カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合
株式会社サムライインキュベート
大同火災海上保険株式会社
フォーシーズ株式会社
株式会社琉球銀行
独立行政法人中小企業基盤整備機構
◼︎後援企業・団体(五十音順)
沖縄県
◼︎協力企業・団体(五十音順)
VC HUB TOKYO
公益財団法人沖縄科学技術振興センター(おきなわイノベーション創出ファンド)
沖縄総合事務局(内閣府)
◼︎琉球STARTUP RUNWAY企画・運営事務局/2024年幹事会社
【フォーシーズ株式会社】
住所:沖縄県沖縄市中央1-7-8 2F
Webサイト:https://www.koza.rocks/
【株式会社サムライインキュベート】
住所:東京都港区虎ノ門五丁目9-1 麻布台ヒルズガーデンプラザB 4階
Webサイト:https://www.samurai-incubate.co.jp
お問い合わせ先 公式HP:https://www.ryukyu-startup-runway.com/
国内外のスタートアップ企業に出資・成長支援を行う株式会社サムライインキュベートの榊原 健太郎氏
沖縄スタートアップのポテンシャル
沖縄には、アジア最大級のスタートアップエコシステムとなる独自のポテンシャルが潜在していると言われています。
OIST(沖縄科学技術大学院大学)発のスタートアップなど、沖縄のスタートアップによる資金調達額は増加傾向にあり、豊富な技術シーズや、産学官によるスタートアップ支援により、他地域と比較してバイオ系やテック系のスタートアップが生まれやすい環境が整っています。また、官民による県内スタートアップへの支援も進んでおり、資金調達を行う企業数も増加しています。
「琉球 STARTUP RUNWAY」によってこれらの取り組みが促進され、前述の課題が解決されれば、さらなる県内への誘致や県外への進出が期待できるでしょう。
沖縄のスタートアップ相談ならおきなわ・スタートアップ・エコシステム
沖縄のスタートアップを支援する「おきなわスタートアップ・エコシステム」では、今後も「琉球 STARTUP RUNWAY」の最新情報をはじめ、沖縄地域のスタートアップに関する様々な情報を発信してまいります✨