「おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム」とは?
「おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム」とは、おきなわスタートアップ・エコシシテムを支える共同事業体のことです。
沖縄県が指揮を執りながら、大学・民間企業・金融機関などが連携して県内のスタートアップを支援します。

■「おきなわスタートアップ・エコシシテム・コンソーシアム」の組織体制
理事会、運営委員会、事務局のもと、産学官金は①経済資本部会、②人的資本部会、③促進環境資本部会のいずれかに所属します。
<各部会の活動内容>

①経済資本部会(資金調達の多様化やオープンイノベーションの促進に向けた環境づくり) ✔ リスクマネー供給の多様化・拡充 ✔ 事業会社とスタートアップとのオープンイノベーション促進 ✔ 新技術の実証試験や社会実装等の受け入れ体制 ✔ 加盟組織によるスタートアップ支援 | |
②人的資本部会(起業家人材育成と専門職の確保に向けた環境づくり) ✔ 起業人材を安定的に輩出する仕組づくり ✔ 研究者、経営人材、エンジニアの育成 ✔ スタートアップへ参画する人材のマッチング機能 ✔ スタートアップ支援ノウハウの向上 | |
③促進環境資本部会(行政・支援機関の連携促進に向けた環境づくり) ✔ 支援情報のワンストップ化 ✔ スタートアップに係る情報共有 ✔ 規制改革(国家戦略特区、グレーゾーン解消制度など)の活用 ✔ 産学官金連携による支援 |
■「おきなわスタートアップ・エコシシテム・コンソーシアム」の活動について
2022年12月16日(金)、Lagoon Kozaにて「おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアム」の設立セレモニーが行われました。

沖縄県内ではスタートアップに関連した支援プログラムが様々な企業や団体によって実施され、県全体のエコシステムが形成されています。同システムには、これらの動きを取りまとめて、更に県内のエコシステムを強固にしていくという目的があります。
コンソーシアム会長の玉城デニー知事からは、「スタートアップはイノベーションを生み出す担い手として期待されている。起業家マインドを有する人材を継続的に育成して輩出する取り組みに加え、地域の企業や関連機関が連携してスタートアップを支える仕組みを作ることが必要」と意義を語りました。
沖縄のスタートアップシステムのさらなる発展について、ISCOの兼村氏は「エコシステムの不連続性を解消するには、人的資本・インフラ資本・ネットワーク資本・経済資本・促進環境資本・文化資本のそれぞれが連携する必要がある」と述べました。
